10/18/2011

ネック折れリペア作業のまとめ

思えばたまたまebayで見つけたジャンク状態のギター
これを修理してみたい!って思ったのがキッカケで
とりあえず入札してみたら安い値段で落札できたのがスタートでした。

ってわけでネック折れ修復作業初体験記でございます。


このギターを入手した時の状態

ヘッド表面には以前の持ち主が修理した跡と
塗装面にたくさんのクラックがあり、
折れた部分は一応接着されている状態でした

裏面部分には折れた跡がハッキリと残っています。
そして隙間がある状態(これが問題でした!)


作業開始

まず最初に行ったのはこの隙間をウッドパテで埋める作業(写真なし)
パテが乾燥した後に、この状態で一応全ての弦を張ってみたけど...
前の持ち主の接着が上手でなかったので
パテ部分にクラックがすぐに入り
更に手で軽くヘッドを押したら...

見事に折れました!



接着作業

というわけで新たに折れた部分を接着する事にしてみました。
タイトボンドをたっぷり流し込み、クランプを使って圧着。

圧着させてたけどやはり隙間部分(入手した時点で欠けている)が目立つ


補強作業

上の状態ではどう考えても弦のテンションに耐えそうもないので
ネックの一部を削り補強の為に木材をタイトボンドを使って圧着。

圧着させて24時間以上放置してボンドが硬化したので
一応、試しに弦を張ってみるが...

補強が足りずに見事にクラックが...(涙


補強作業その2
そこで新たに補強材を追加する事に。

補強材を入れる為にネックを再び削り、
前回クラックの入った部分を取り除きました

そこへ木材を入れてタイトボンドにて圧着

圧着後はネックの形状に合わせて補強材部分をカットして
ヤスリなどで形を整えていきます。


とりあえず仕上げ?

最後に木地が露出している部分に軽くオイルを刷り込み
弦を張ってみました。



とりあえず今の所は問題なさそう。。。
果たしてこれで作業が終われるのかな?
しばらく弦のテンションを保ったまま様子をみます。

それにしても初めて行うネック折れリペア作業
なかなか楽しいもんですし、勉強にもなりますね。
完全な素人作業ですので、まだまだ甘い部分も多いと思うけど
自分のギターをこうして自分でいじれるってのは楽しいです。

振り返れば中学生の頃にエレキを良くいじってました。
ボディーやネックなどパーツを買ってきて
それを組み立てて塗装したりして
自作エレキを良く作っていました。
その頃の事をなんとなく思い出す感覚です!

ギターキットも最近は良く売られているので
いつかまた組み立て作業もしてみたいなって思う。
エレキも組み立てしたいけど
アコギのキットを自分で作ってみたいな〜って思う。
結局、ボクは幾つになっても「工作好き」なんだろうな(笑。
ガキの頃からプラモデルも改造ばっかしていたもんね


さて、今回は塗装はしない予定なので仕上げという面では雑かもしれません。
そのうちに余裕があれば塗装もやるかもしれないけどね
今の段階ではしなくてもいいかな〜って気分です。


ちなみにネック折れリペア作業する為に購入したのは
タイトボンド 8ドル
クランプ 10ドル
クランプ(小)3ドル
紙ヤスリセット 5ドル
補強用木材 7ドル

安くできました!!



ところでこのギターの詳細が未だに分からない
Ibanez AW 300 NT
型番だけをみていけば現行商品にもあるんだが
その現行商品とは細部が結構違うんですよね
なんだろうな〜??!!



追記




あぁぁーーー。。。。


やっぱり、まだ補強足りず(涙。


鉛筆で書き込んだ楕円の部分
補強材と補強材の境目部分が浮いてきた。
前回も同じくだが、どうやら丁度この部分に一番負荷がかかるようです
もしくは内部の圧着がうまく行ってないのかもしれない


小さい木材での補強は無理っすな!
どうしても負荷がかかる
次は大手術が必要かね...

というわけで、鉛筆で囲んだ部分全体を削って
新しくブロックを入れるというのが次に考えられる事かな...

しかし工作機器が無いんで
どこまでできるかな〜!!

ま、気長に考えます。


ってわけでやんして
この「ネック折れリペア作業」はまだまだ続きます!

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