10/28/2011

ちょっと困ったエレアコの音 その3

色々とセッティングに悩んでみたYAMAHA FG130、エレアコ音ってのは奥が深いね〜。最終的には昨日取り付けたGHSのコンデンサーマイクも外してしまい、取り付けたのはLR BAGGS M1、それとコンタクトピエゾを2つ内蔵させる事にしました。M1を選んだ理由はハウリング対策とトータルの音という部分です。


今回セッティングをしていて当初はコンデンサーマイクを優先させようと思っていたのですが、ボディ内部からのマイクで音を拾うと「アコギの空気感」は確かに出るのですけど、余計な音域も拾っているし、ボディ内での反響音(残響音)も拾うのですけど低音域の残響音が割と強くて、確かに生音っぽいのだけどちょっと違う...と感じてきました。
低音の余韻が強い為に音の輪郭がボヤけてくる印象があり、また高音域を拾うポイントがハウリングしやすいポイントでもあるので、ステージで使うには危険そう!

不足した高音域を補う為にコンタクトピエゾを取り付けてみたけど、指弾きでの音は納得できる音なんですけど、ストローク系になると音が硬めになってくるのがちょっと不満!だからといってストローク系に音を合わせると指弾きでの音に不満を覚える...。

極論してしまえば指弾きとストロークの両立させる音をエレアコで作るのは難しい!ってのが現段階での僕の答え。ではどっちを優先させるか?それとも2チャンネル独立したラインで出力して曲ごとにブレンドの比率やトーナなどをいじって行けばそれなりの音は作れるけど、意外に面倒であったりする。ギター2本持ち込めれば解決するのかしれないけど、本格的なライブステージではなく、オープンマイクなどで30分程度のステージが多い僕には2本持ち込むのはやっぱり面倒であるし、曲によってはアルペジオからストロークへと移り変わる場合もあるわけで、そうなると余計にセッティングが苦しくなる。
それと最終的には一番音が良いのは外部マイクで音を拾うという事であるとも思う。K&Kからギターに取り付ける外部マイクってのも出ているけど、やはりハウリング対策が難しそうなのと、ステージでは邪魔になりそうってのがありますね。レコーディングする場合、音はマイクで拾うので今回はステージ用のライン音ってのを中心に考えています。

ってわけで、ある程度の妥協も必要になってくるし、家だけで弾いているなら良いけど、家で弾くなら生音で充分なのでやはりエレアコとしてはステージでの使い勝手を中心に考えるべきである。そうやって考えて行くとコンデンサーマイクよりもマグネットピックアップの方が音が作りやすいし、ハウリング対策もできる。

そこでM1をEKO RANGERから取り外してYAMAHAに載せてみる事にして、マグ+コンタクトの組み合わせを探してみる事にしてみた。

今回使ったコンタクトピエゾはオーストラリアの工房で作られているモノです、コンタクトピエゾが低音用、高音用と2つに分かれているタイプです。普段は外付け用としてジャックが着いていて、いつでも取り外しできるタイプの物です。

次の問題はコンタクトピエゾの取付位置である、セットするポイントによって大きく音が変わるのでボディの上から下まで様々な位置での音をテストしてみた。ブリッジ付近が一応推奨ポジションにはなっているけど、ブリッジ付近だと音が堅くなる。ボディの下の方へ行くと割とハウリングしやすくなる傾向があり、試行錯誤の末にセットしたのはボディのピックガードのやや下側部分に高音用ピエゾ、6弦側のサウンドホールの近くに低音用をそれぞれセットしてみる事で落ち着いた。

ピエゾだけで音を出すとややシャキシャキした感じは残るのですけど、マグネットを組み合わす事でどうにか納得出来る音になりました。

後は一度ステージで使ってみて音を確認してみる必要がありますけど、家の中でそれなりの音量でだしてもハウリングは大丈夫そうです。後は音のバランスがどうなるかな?

近いうちに一度ステージでテストしてみたいです。

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