全豪オープンが終わるとメルボルンの夏も終わったかな〜って思ってしまう感じがありますが、昨夜の男子決勝は物凄い試合でしたね。眠たい目をこすりながら、最後までどうにかテレビで観戦。今年もジョコビッチが優勝というのが結果ですけど、ナダルだって本当に惜しかった、昨年全仏、全米と決勝でジョコに連敗しているだけに、今回の全豪決勝では是が非でも勝ちたかったと思うし、その気持が最後までゲームの中にでていたと思う。長い長い5時間53分にも渡ったこの男たちの戦い、最後は勝負の神様は今年もジョコの頭上で微笑んだ。
セレモニーでの両者は、大会スポンサーやテニス協会のお偉いさんのスピーチの時には、すでに立っているのも辛い様子でした、途中でスタッフが気をきかせて椅子を両者のところへ運んできた、6時間弱動き続けてきたわけで、ある意味ではマラソンを終えた状態にも近いのかもしれない、さすがにあの場面では座ってしまうのも仕方が無いだろうと思うし、椅子を運んだスタッフの機転の良さにも感心した。そしてもし日本ならあの場面で椅子を差し出すことができただろうか?なんて思ってしまいました。
その極限に疲労した状態でも、さすがにカップ授与の時は2人とも立っていましたね。特に先に2位のナダルへの表彰の時にも後ろでスタンバイしているジョコビッチもちゃんと起立してライバルの姿を観ていた。もちろんジョコの表彰の時にもナダルも起立していた。当然の事かもしれないけそういうお互いをリスペクトできるって素晴らしい事だと思うのです。
それにしても、今のテニスはトップ3のスバ抜け具合は凄いな、ジョコビッチ、ナダル、フェデラーの3人は確実に他の選手たちよりも上にいる、トップ4の一角と言われるAマリーでさえ、この3人との差は想像以上に大きいですね。トップ第一集団をジョコ、ナダル、フェデラーでの3人で形成して、その次に少し距離が開いて第二集団がいる、その中にマリーやフェレール、などがいて、このグループの中では確かにマリーはトップかもしれないけど、上に追いつくには何かが必要という感じですかね。そして錦織はこの第二集団のすぐ後に位置する第三集団に今はまだ位置していると思う。この第三集団の中ではトップクラスだろう、もうすぐ第二集団にも入れる位置まで来ていると思うけど、ここから上に上がっていくためには多くの課題があるのも今回の全豪で見えた事だと思う。
2013年の全豪までにその課題を克服して、またこのメルボルンの会場で錦織の勇姿を見たいと思う。
最後に、今年の全豪は錦織の活躍もあり、伊達と錦織の混合ダブルスがあって、そして4強がベスト4まで残り、最後まで熱い素晴らしい戦いを見せてくれた!
本当にありがとうって思う、心に残る2012年の全豪オープンでした。
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